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【中国での活動】

 

 中国で2000年以上に渡りハンセン病が蔓延し続けており、ハンセン病患者の方々は人里離れた山間区や僻地に建設された、ハンセン病隔離村へと追いやられた歴史があります。中華人民共和国成立以降、国家レベルでハンセン病問題対策に取り組んできたため、現在ではハンセン病制圧国の一つに名を連ねています。しかし、後遺症や根強い偏見のために、未だに4万人もの快復者の方々が社会復帰することができず、600もの隔離村が存在すると言われています。

 このような背景の中、私たちは『家(JIA)』という現地のNPOの協力のもと、現地の大学生たちと共に道路舗装や橋の建設といった生活インフラの改善、そしてハンセン病の正しい知識を伝え差別や偏見を無くすためのプロモーション活動などを行っています。

村人との交流


何年、何十年と村人たちは外との交流はほとんどなく、生活環境もままならない。そんな人たちとふれあい、お話を聞くことは僕たちの活動で最も大切なことです。村人の話は中国人キャンパーが訳してくれるため、中国語がわからなくても全く問題はありません。例としては村人の家の訪問、村人に楽しんでもらうためのパーティーの開催などがあります。

ワーク(インフラ整備)


中国のハンセン病問題の特徴として、ハンセン病患者たちがインフラの整っていない僻地に追いやられたということがあげられます。そのような立地条件から工事を簡単に呼ぶこともできないため、村人が普段必要とするインフラを私たちの手で整えます。例としてはセメントを用いた道路作り、橋の設置などがあります。

プロモーション活動


現在は原因もはっきりし治療法も確立されているハンセン病ですが、依然としてハンセン病に対する差別は根強く残っており正しい知識が浸透しているとは言えません。そのため村人が差別を受けず安心して外に出られるように、近隣の町で正しい知識の浸透を目的としたプロモーション活動を行っています。町で商人を対象にする村もあれば、学校まで出向いて学生を対象に行う村もあります。

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