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ハンセン病とは??
私たちが取り組んでいるハンセン病問題は多くの人が正しい知識どころか、存在すら知らないという現実があります。
ここではハンセン病がどのような病気なのか、どのような問題を抱えているものなのかについて基本的な知識をQ&A形式で説明しています。
01
ハンセン病ってどんな病気なの??
「らい菌」と呼ばれる細菌によって引き起こされる病気で、この細菌を発見したノルウェーのハンセン博士の名前を取って、ハンセン病と呼ばれるようになりました。
症状としては、皮膚や末梢神経が侵食され、知覚や痛覚の麻痺、顔や手足の変形などが引き起こされます。このように外見に症状が現れる特徴から、ハンセン病患者は長いあいだ差別と偏見に苦しめられてきた歴史があります。
らい菌
02
活動中に感染することはないの??
ハンセン病の感染率は極めて低く、幼少期に保菌者と濃厚な接触をしない限り、発症の危険性はほとんどありません。
また、仮に感染してしまったとしても現在はWHO(世界保健機構)が推奨する多剤併用療法(MDT)と呼ばれる治療法によって、らい菌を数日で死滅させることができ、後遺症を残すことなく完治させることができます。
03
治療法が確立されたのなら、もうハンセン病問題は解決したんじゃない??
確かにハンセン病は治療法が確立されたため、医学的な側面での問題は解決されたと言えます。しかし、外見に残る後遺症や長年の隔離政策によって確立された偏見などにより、未だに差別意識が根強く、快復者の方々は病気が完治してもなかなか社会復帰できずにいる現実があります。
私たちはハンセン病問題が抱える、人権問題の側面から取り組んでいます。
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