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【国内での活動】

 

 日本ではハンセン病問題と聞いてもイメージが浮かばず、なんとなく過去の話だと感じている方がほとんどだと思われます。確かに今では完全に治る病気となり、医学的な面では解決されたと言えます。しかし公務員削減による療養所内の働き手の減少、療養所内の入所者の数が減っているため今後どのように療養所を維持していくか、などいまだに多くの問題を抱えているのです。そして何より一番大きな問題は、ハンセン病問題を知らない人が多く、その存在が完全に忘れ去られようとしていることです。
 快復者の方々の高齢化が進んでいる現在、私たちの世代がハンセン病元患者の方々の生の声を聞くことのできる最後の世代です。私たちは元患者の方々の声に耳を傾け、それを後世に伝えていくことで、この問題が風化していかないように日々活動をしています。
療養所訪問


年に数回、東京都の全生園、群馬県の草津療養所、静岡県の駿河療養所、鹿児島県の敬愛園などに実際に足を運び、園内フィールドワークや入所者の方々との交流を行っています。入所者の方々が実際に体験したこと、感じたことなどを直接聞くことができる貴重な機会です。

読書会、勉強会
 
療養所を訪問するにあたり、事前にその療養所に関する知識を身に着ける場として、勉強会、読書会の機会が設けられています。ハンセン病、療養所に関する知識の勉強や、意見交換などを行います。

 

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